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開院2周年~人と接し病状に向き合う~

  • yshibata63
  • 8月31日
  • 読了時間: 2分

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当院は2023年9月1日に開院し、このたび2周年を迎えることができました.

おかげさまで日々忙しくも充実した時間を治療に専念できております.


これまでに665名の患者さん(女性432名、男性233名/練馬区内461名、区外204名)にご来院いただき、そのうち120名の方には10回~55回の通院を続けていただきました.心より感謝申し上げます. 

来院のきっかけは、案内パンフレットやホームページ、駅看板などをご覧になった方もいらっしゃいますが、多くは実際に通われた患者さんからのご紹介(ご家族・ご友人・職場の同僚・知人)によるものでした.

 

ご相談いただいた病状は、肩こり・腰痛・脊柱管狭窄症に伴うしびれや痛みといった一般的な症状に加え、頭痛やめまい、顔面神経や三叉神経の障害、消化器を中心とした胃腸症状、不眠や疲労など自律神経の不調、スポーツによる障害、さらに甲状腺や前立腺といった内分泌の不調、リウマチ・シェーグレン症候群などの全身疾患や難病まで、多岐にわたっています. 


良好な治療結果を継続しておられる患者さんが多い一方で、十分な効果に至らず治療を中断された方もおられ、そのことは今も心残りです.治療方法を見直し、さらに研究を深める必要性を強く感じております.

 

三療治療(鍼・あん摩・指圧・マッサージ・灸)の受療率は、国民全体の10%以下にとどまっているといわれています.しかし実際には三療が適応し、苦痛から解放される方はまだまだ多く存在すると考えています.

その方々に一人でも多く当院を訪れていただけることを願っております.

 

当院の三療治療は、30分から90分かけて患者さんとじっくり向き合いながら行います.

”患者さん”という言葉の前に、まず”ひとりの人”と向き合うことを常に心に置いています. 

現代医療は画像診断が中心となり、医師が患者さんをしっかり見ることなく、モニター(画面)に向かって診察を行う場面が増えています.そのことに寂しさや不満を感じる方が少なくありません.

もちろん身体に対する適切な治療は大切ですが、それだけでは不十分です.

 

治療者が患者さんそれぞれの心身の特性や感情の動きを理解し、きちんと受け止めること. そして患者さんが治療者に安心と信頼を抱けること. それらが治療効果をより高めることに間違いはありません. 

私はこの信念を大切にし、患者さんと真摯に向き合いながら、今後も歩みを続けてまいります. <第56号>


※次回、(57号)は、2025年9月10日(水)頃に発行予定です.

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