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2026年、午年の馬に乗ってしっかり歩みます <第68号>
2026(令和8)年は午(うま)年(どし)。 馬は大きく背の高い体で力強くどっしりと歩き、颯爽とスピーディーに走る動物です。この姿から、午年はエネルギッシュな行動力、パワフルな活動力、リーダー的な判断力、明るく社交的な人を象徴しています。社会的にも活発で発展する躍動感のある世相とされます。 東洋思想においても、午の刻は太陽(火)の最も高い 12時の時間であり、前進・ 発展・躍動・情熱などを表し、新規事業の立ち上げや新しい取り組みを始めるのにふさわしいとされています。このようにエネルギーに満ち溢れたプラス面のみのイメージではありますが、これから先の進むべき見通しや確実な足元の安定を見据える意味からは、調整局面の年として慎重でなければならないという側面も内在しているのです。 なお、2026年は、 丙午(ひのえうま)と呼ばれる 60年に一度の当たり 年。良きことばかりでもないとも言われる周り年でもあります。良いあやかりごとを信じて最大限受け入れ、自分の力ではどうにもならない外界からの悪運はうまく交わしながら、この1年を乗り切って歩んでまいりましょう
2025年12月31日


パーキンソン病に三療治療を役立てる <第67号>
先日、79歳になる歌手の美川憲一さんが心臓病の手術と難病に指定されているパーキンソン病の発症を公表しました。悪い体調を押して、これからも芸能活動を続けると言っていました。また、多くの友達にも励まされ、支えられることを原動力として、頑張って活動するとの表明に感動を受けました。 パーキンソン病は、神経の指令を全身の筋肉などに伝えるドーパミンと呼ばれる物質を精製する脳内の細胞の破壊が進むことで生じる進行性の病気です。 多くは50歳前後から発症し、男女比は1対1.8程度で、国内には20万人以上の患者がいると推定されているようです。 パーキンソン病の病態は比較的ゆっくりと年月をかけ、しかし確実に進行して悪化をたどり、最終的には寝たきり状態になる場合もありますが、寿命に大きな影響はないとされています。その症状は、自分の意思で制御できにくいもので、筋肉の動きの変化をメインに現れてきます。 全身各所の筋肉の強ばりによって手足の動きがぎこちなくなる、全身的に行動が緩慢(かんまん)になって素早く動かせなくなる、表情が硬くなるなどの症状が現れます。歩行障害としては
2025年12月20日


お尻の痛みにご用心(後編) <第66号>
前号からの続きです。全身の中でお尻は痛みを感じにくい部位の一つです。 ここに痛みを感じるようになるということは、体に何らかの危険を知らせていると認識していいでしょう。 本号では、お尻の痛みの数々を記します。 まず、いわゆる”尻もちをつく”という外力による痛みです。 体を支えきれず上半身の体重を乗せたまま固い地面や床にお尻が突撃する場面は、数えれば何百回も経験しているはずです。子供の頃は何の痛みも感じず立ち上がれるものですが、成人になり歳が増すごとにダメージが大きくなり、痛みは座骨や大殿筋に深く入り込んで蓄積し、治りにくくなっていくのです。日常的には歩く際にも立ち続ける時にも力が加わるために、痛みは継続し悪化していくこともしばしばです。 座り続けることによる痛みは、近年在宅ワークや事務仕事の人達に多く発生しています。上半身の体重をお尻にかけたまま座り続けることで、圧迫による血流障害が生じて痛みを感じるようになります。座り方を工夫し、硬過ぎない座面に変えたうえで、根を詰めて座り続けないよう心がけ、定期的に立ち上がって歩くなどの動きを行うことが痛
2025年12月20日


お尻の痛みにご用心(前編) <第65号>
”尻もちをつく”、”尻込みする”、”尻拭いする”、”お尻探偵”・・・ 腰の下で太ももの上に大きく後ろに飛び出したお尻。 立ち座り、歩く時に注目される部位であることは皆様周知の通りです。 このお尻、本来は痛みを感じにくい部位だけに痛みを感じるようになると要注意です。 お尻を形作る土台は骨盤で、左右の腸骨・座骨・恥骨と腰骨に続く真ん中にある仙骨と尾骨からできています。 男性の骨盤は幅が狭く背が高いのに対して、女性の骨盤は背が低く横に広がった形をしており、男女で違いを生じています。左右のお尻の盛り上がりに関係する筋肉と脂肪を乗せるのは腸骨と座骨です。 腸骨は上に向かって半円形に突き出している、いわゆるベルトがかかる部分とその下の前方向に向かって大きくお皿のように窪んだ部分とから成り、その部分にお尻を形作る主体となる筋肉がはまり込み貼り付いています。 座骨は腸骨の下に続き、やや大きな塊のようにどっしりしている骨で、その後ろ下方向に突出した先端が、座った時に当たって意識されます。主に太ももの後ろと内側に向かう筋肉の始まりの部位になっていま
2025年12月6日


脈をとる習慣をつけよう(後編) <第64号>
前号からの続きです。 今号では脈が正常でない状態について書きます。 脈拍つまり心臓の拍動は成人で1分間72回前後が正常。 100回を超える場合を頻脈、50回を下回る場合を徐脈と言います。発熱時では1℃上がる毎に10拍~20拍ずつ増え、特に乳幼児はその増え方が大きく、 子供によっては 200を超える頻脈となることもしばしばです。 成人の頻脈は超肥満者や甲状腺 の機能が高まっている状態、精神的緊張度の高い人などにみられるほか、発作性頻拍と呼ばれる急に起きてしばらく続いた後に正常に復する頻脈などがあります。 頻脈の場合は動悸や息切れ、疲れ易さなどを感じることが多く、日常の運動負荷によりさらに苦しさが募ります。 徐脈は、 スポーツ心臓と呼ばれるマラソン選手など鍛えられた心臓を持つ人の場合は無症状で問題はありませんが、これ以外の徐脈は、病的な場合がほとんどで、めまい、苦しさ、意識の遠のき、失神などの症状を感じ、このような症状がある場合はできるだけ早期の対処が肝要です。 脈の速さや強さが短時間のうちに変化して乱れたり、 脈が飛んだりする場合を不整脈
2025年11月23日


脈をとる習慣をつけよう(前編) <第63号>
今、猛暑から30℃近くも急降下した気温に体内の多くの機能が応えようと変化して、元気な体を保とうとしています。 中でも心臓はその影響を最も大きく受けながらも気づかれないうちに精一杯の対応で平常心でいられるようにしてくれています。 ずばり、心臓が動いていることで命が続くのです。これがエンストを起こして止まれば即座に命は失われます。 心臓の動きは心臓そのものの動きとそれに伴う音、つまり拍動に加え、全身各所の血管で脈として触れて観察することができます。一般的には、多くは手首のすぐ上の親指側の橈骨(とうこつ)動脈に人差指・中指・薬指を当てて脈の動きを触知して数えます。 古くから東洋医学では、”脈診”と言って脈の速さ、強さ、流れる血液の充実度など脈の状態を細かく分析して応用し、治療に臨む流儀があります。乳幼児や脈の弱い人、血管の位置がわかりにくい人などは触知に難を要する場合もありますが、器具を使わずに自分で確かめ、知ることのできる大変手っ取り早い検査と言えます。 しかしながら多くの人は“脈をみる”ということを普段あまりしていないように感じます。
2025年11月10日


ぎっくり腰…魔女の一撃を治す(後編) <第62号>
前号からの続きです。 ぎっくり腰→魔女の一撃に見舞われると、その強い痛みによって腰を前に曲げられない、後ろに反らすことができない、しゃがみこみや立ち上がり ができない、寝返りがうてないなどなどの動作に苦痛が伴い、これが数日から数週間に渡って続き、日常生活や仕事に支障をきたすことになります。 この苦痛か らいかに早く復帰できるか、誰しもが願うところです。 そのための治療は何が最 も即効性を有し、確実に正常な状態に復するかの早道につながるか。それは三療治療(鍼・あん摩・指圧・マッサージ・灸)のうち、鍼治療に限ります。これは決して鍼をひいきして書いているわけではなく、確証を得ている所以です。 鍼が未経験の人達の多くは、まずは整形外科に足を向けるでしょう 。そうすると特に最近は痛みの治療に先がけてレントゲンを撮られます。骨に障害が見受けられなければ、”骨には問題がないので、湿布と痛み止めの薬を出しますから、電気治療を受けてから帰ってください。帰宅したら、しばらくは安静にして治るのを待ちましょう”と告げられることが多いのではないでしょうか。しか
2025年10月30日


ぎっくり腰…魔女の一撃を治す(前編) <第61号>
朝、目覚めて起き上がろうとしたら急に腰の痛みを感じて起き上がれ なくなった、買い物かごを持ち上げたら予想外に重く、力を込めた瞬間に強い痛みが起きて動けなくなった、洗面台の前に立って歯磨きをしようとしたら腰に激痛が走って腰の曲げ伸ばしができなくなった …などなど、 突如として痛みに襲われた経験がある人は多いと思います。 その後は数日に渡って強い痛みが続き歩行や立ち 座り、寝返りができなくなり、日常生活や仕事に支障が出たはずです。またこれをきっかけに腰の痛みが治らなくなったり、同じ症状を何度も繰り返すようになっている人もいることでしょう。 このように突然に起きる腰の痛み(腰痛)は、"ぎっくり腰" という表現で呼ばれ、広く知られています。 ドイツやイギリスなどではこれを" 魔女の一撃"と称して、ある意味恐るべき症状として呼ばれているのです。 急に気温が下がり、寒さも感じる今の季節は、ぎっくり腰(魔女の一撃)を経 験する人が多くなります。 暑さの中で和らいでいた骨格筋は、 気温差に伴って次第に硬さが増し、動きが悪くなってきているため、症状が起こ
2025年10月20日


気になる体の左右差~後編~ <第60号>
前号からの続きです。 生まれてから思春期頃までに病的に体の左右差を生じてしまうものに、首では"新生児筋性斜頸"、背中では"特発性側弯症" の二つが挙げられます。 【新生児筋性斜頸】 胸鎖乳突筋という筋肉にしこりや短縮が起きて首が傾きます。胸鎖乳突筋は、首の最も前下中央部...
2025年10月10日


気になる体の左右差~前編~ <第59号>
人の体は、頭のてっぺん(頭頂)→眉間→鼻の先端→顎先・喉仏→胸骨→みぞおち→臍→股間(陰部)→脊柱(背骨)→頭のてっぺんへと、ぐるっと一周をつないで、それを正中として左右に均等・均一に分かれています。 そして下方には2本の下肢が、肩からは2本の上肢がバランスよく出ています...
2025年10月2日
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