ぎっくり腰…魔女の一撃を治す(後編) <第62号>
- yshibata63
- 10月30日
- 読了時間: 3分

前号からの続きです。
ぎっくり腰→魔女の一撃に見舞われると、その強い痛みによって腰を前に曲げられない、後ろに反らすことができない、しゃがみこみや立ち上がりができない、寝返りがうてないなどなどの動作に苦痛が伴い、これが数日から数週間に渡って続き、日常生活や仕事に支障をきたすことになります。
この苦痛からいかに早く復帰できるか、誰しもが願うところです。
そのための治療は何が最も即効性を有し、確実に正常な状態に復するかの早道につながるか。それは三療治療(鍼・あん摩・指圧・マッサージ・灸)のうち、鍼治療に限ります。これは決して鍼をひいきして書いているわけではなく、確証を得ている所以です。
鍼が未経験の人達の多くは、まずは整形外科に足を向けるでしょう。そうすると特に最近は痛みの治療に先がけてレントゲンを撮られます。骨に障害が見受けられなければ、”骨には問題がないので、湿布と痛み止めの薬を出しますから、電気治療を受けてから帰ってください。帰宅したら、しばらくは安静にして治るのを待ちましょう”と告げられることが多いのではないでしょうか。しかしこれを鵜吞みにしておとなしくしていると、正常な日常生活への復帰は遅れるばかりです。
ぎっくり腰症状の場合、骨に原因を有しているのは僅かで、レントゲンを撮ることは最優先ではありません。できるだけ早く鍼治療に臨んでみてください。
当院では、症状に応じた刺激部位、刺激量で適切な鍼を施した後、短時間のあん摩・指圧・マッサージ・軽い運動法を行います。この初回の治療によって、立ち上がりが楽になる、歩きがスムーズになる、寝返りが行いやすくなるなどの症状の改善がみられるはずです。
改善がみられない場合は、鍼治療がうまくいかなかったということであり、これは私自身の治療の行い方が不十分であったと反省するレベルだと考えています。初回の治療で楽になれば、その後は数日ごとに数回の治療で、最も早いペースで通常の生活に復帰できるものと思います。
一方、下肢に痺れが出る、腰椎自体に強く痛みがあってそれが治まらないような場合には、レントゲンなどの画像診断が有効になります。
鍼治療は可能であれば午前中に受けることをお勧めします。
治療後~就寝までの間に体を動かしておくことでぎっくり腰の症状の軽減につながります。お風呂は数日は控えてください。
なお、ヨガやストレッチなどは筋肉に対して不適当な刺激につながる可能性があるため、しばらくは行わないでください。
急に腰が痛くなった時は、ぜひ即時にお声がけいただき、鍼治療を受けてみる事をお勧めいたします。
次号(第63号)は11月10日(月)頃に発行予定です。



