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元気の生み出し方の工夫

  • yshibata63
  • 9月10日
  • 読了時間: 2分

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長きに渡って続く記録的な猛暑とこれに対処するための冷房温度の取り扱いに翻弄され、体力や精神力も限界に達して元気がなくなり、自分の日常生活が円滑に行えなくなっている人も多いのではないでしょうか。 


日本人は自分が元気かどうか、隣人に元気があるかどうか、久し振りに会った人には”元気そうだね”とか”元気だった?”と声をかけるなど、”元気”という語を1日の間に何度となく口にするものです。 


東洋医学では、人の体には両親から受け取ったエネルギーである”先天の元気”と、生れた後に飲食物などから得る”後天の元気”とがあるとされています。


”先天の元気”は生涯に渡って徐々に減っていきます。


これに対して”後天の元気”は日々供給することで日常の生きるための原動力になると共に、減じられた”先天の元気”を補うことにつながります。


元気の”気”は、体内の液体である”血(けつ)”と”水(すい)”と共に全身に行き渡って生命を維持し、その過不足が元気の有無に表現されているのです。

”血気盛ん”という語はこれを表しています。


またこの元気は、肉体面ばかりでなく、精神面の状態を表し、”本気” ”やる気” ”勇気” など、その有無が日常的に頻繁に表現されています。 


元気がある人とない人とでは何が違うのでしょうか。体に不調を感じるところがなく、心には不安や悩みが無く、日常の生活を活発で楽しく順調に歩んでいる人は確かに元気といえるでしょう。しかし、思わぬ病気に見舞われたり、対人関係において予想外の心の苦悩に直面してしまうこと等は、ほとんどの人にあることです。

 

そんな時こそ、元気をより早く取り戻さなければなりません。

一方、万病や生活面の苦しみを抱えていても、元気な姿で力強く暮らしている人も多くいます。 


心の持ちよう、気持ちの在り方は元気を生み出すスタートです。元気が無くなった時、まずその立て直しをするためにはどうすればいいでしょう。

思いきりは必要ですが、毎日決まったことを怠らないように続ける、今一番やりたいことを捜して実行する、日頃食べない美味しいものを食べてみる、これという目的は持たずともいつもとは違う場所に出かけてみる等を試みてみましょう。 

 

三療で体をケアすれば、呼吸や循環が活発になり、痛みやだるさが軽減されることにより、元気を出そうという気持ちが生れてきます。ゆっくりお話もできれば元気が出るはずです。

元気の出ない方、ぜひ一度当院にてお目にかかりましょう。 <第56号>


                    ※次回、(58号)は、2025年9月20日(土)頃に発行予定です.

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