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あん摩・マッサージ・指圧の違い


あん摩・マッサージ・指圧の違い


三療のうちの一つ「あん摩・マッサージ・指圧」の違いについて書きます。

この3つの技法は、法律上一括りとして免許化されていますが、それぞれ異なる技術で行われるものと理解してください。手技の行い方には「さする、もむ、押す(圧する)、叩く、関節を動かす」など多くの種類があります。


「指圧」


読んで字のごとく押す圧する(この手技のみを用いて施術する)ため、そう呼ばれます。

これは施術の種類のひとつとして区別してください。


「あん摩」と「マッサージ」の違い


両者とも手技はおおよそ共通ですが、順序を付けて施術を行います。

体に与える刺激に大きな違いはありませんが下記のように定義されています。


あん摩は衣服などの上から、マッサージは直接肌に触れて行う。
あん摩は心臓から末梢(離れる方向)へ行い、マッサージは末梢から心臓に近づく方向に行う。

この2点は両者を異なるものとして認識するための大原則です。

ただし部位によっては混在して行われていることをお知りおきください。

 

皆さんは日頃「マッサージに行く」、「マッサージをしてもらう」と言っていると思いますが、実際には本当のマッサージをしてもらっているのでしょうか。


直接、肌に触れて行われる「オイルマッサージ」や「フェイシャルマッサージ」は定義に基づくマッサージですが、その他はほとんど「あん摩」または「指圧」を受けているのではないでしょうか。免許を持ったプロの人達も明確な区別をせずに宣伝しているのが実情で、これはとても残念なことだと感じています。


あん摩・マッサージ・指圧の生理作用や効果は実はそれぞれ異なるものなのです。


当院ではこの3つをわかりやすく明確に提示し、患者さんの病状や回復状況に合わせた施術を選

択して受けていただいております。どうぞお気軽にご相談ください。



<第3号>

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